(2)川の移り変わり

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(2)川の移り変わり

宮川の源流は、川上岳で、位山の餅谷と合流して宮盆地へ 流れています。川上岳の北東の位山1530メートルまでの 尾根下、急崖の裾のあちこちに、湧き出して滴り落ちる水玉 を次々に集めて、水流らしくなって渓流源流になります。手 をつっこむと、夏真っ盛りの暑い陽ざしの中でも、手を切る ような冷たさで、古代に「ツメタ谷」と名づけられました。
「ヌクイ谷」の陽だまりである宮川防災ダムからの水流を 併せて、北東の高山市一之宮町の平坦(へいたん)な盆地に むけて渓流となり、岩また岩の間を縫(ぬ)うように下って いきます。
宮盆地の上流には渡瀬があり、しばらく下流に行くと「鬼ヶ原」と呼ぶ伏流河川敷に流れ入ってしまい ます。平時はその辺では、水の影を見ることがありません。 川原状の石はにぎりこぶし大から三十センチ余の丸石までご ろごろしていて、水はその川原石の下に伏流していました。

※渓流(けいりゅう):山地をきざむ小さい谷の流れ。谷川。急流で滝や川の流れの速い所が多い。
※渡瀬(わたせ):徒歩で渡れるような川の浅瀬。

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