石嶺のしぜん of 石嶺地区デジタルアーカイブ

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石嶺のしぜん

 年間平均気温約22℃、年間平均降雨量約2,000mmという温暖で雨の多い亜熱帯海洋性気候に属しています。また、周りを海に囲まれているため、隔離された環境のもとで独自の進化を遂げた動植物も数多 くみることができます。それは、かなり古い時代に琉球列島が大陸から隔離されたことや、この地を分布の北限とする南方系生物があることとも無縁ではありません。亜熱帯性や温帯性の植物が繁茂し、複雑な地形や変化の激しい気候に耐えるため、さまざまな形態をもった植物が育ちました。

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hibiscum (ヒビスクム)または hibiscus (ヒビスクス)は古いラテン語で、タチアオイの仲間を指す言葉であったとされます。 近代に入り、タチアオイ属と同じアオイ科に属する別の仲間=フヨウ属を指す学名へと転用されました。 日本では、なかでもいくつかの種がとくに「ハイビスカス」として知られ、南国のイメージをまとった植物として広く親しまれていて観賞用としての需要もあります。

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ガジュマル(学名:Ficus microcarpa、漢名:細葉榕)は熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木です。

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首里城の南西側に位置する内金城御嶽の境内には、樹齢およそ200年から300年と考えられる6本の大アカギが生えています。その中で最大のものは、樹高が10mから15m、胸高直径が140cmにもなります。
 アカギは、タカトウダイ科に属する熱帯性の半落葉高木で、沖縄県内では普通に見ることができる樹木です。幹の色が赤っぽいところからアカギとよばれています。1月から2月頃に黄緑色の小さな花を咲かせます。生長が早い割に材質は堅く、建築材や家具材、彫刻材などにつかわれます。

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 ゴールデンシャワーツリー(Golden Shower Tree)は、インド原産で、樹上の高い所から芳香のする黄色い総状花序をシャワーのように降り注ぐマメ目マメ科ナンバンサイカチ属の熱帯性半常緑高木です。 葉は偶数羽状複葉、樹皮は黒く、総状花序を成す小花は大きく開花し雄しべや雌しべが突出しており、 花後に成る豆果は卵形~長楕円形をしています。シャワー・ツリー(Shower Tree)の仲間の説明が下欄にあります。
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シークヮーサー(和名:ヒラミレモン(平実檸檬)、学名:Citrus depressa)はミカン科の常緑低木、柑橘類。沖縄方言で「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせるもの」を表し、「シークヮーサー」という名称は「酸を食わせるもの」を表す。これは、芭蕉布を織り上げた際に、そのままでは固い布をシークヮーサーの果汁で洗浄し、柔らかくしたことに由来する。
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フクギ(福木、学名:Garcinia subelliptica)は、オトギリソウ科(またはテリハボク科)の常緑高木。樹高は10-20m。葉は対生で、長楕円形または卵状楕円形で長さ8-14cm。雌雄異株で、花期は5-6月。1.5cmほどのクリーム色の5弁花を葉の付け根に咲かせる。果実は直径3cmほど、3-4個の種子を含む液果で黄色く熟し、クビワオオコウモリ等のオオコウモリ類の餌となる。

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ホウオウボク(鳳凰木、学名:Delonix regia)は、ジャケツイバラ科(新エングラー体系とAPG植物分類体系ではマメ科)の落葉高木である。原産はマダガスカル島。主に熱帯地方で街路樹として植えられている。日本では沖縄県でよく見られる。台湾でも1896年に種子が入れられ、台南市や廈門市では市樹となっている。樹高は10~15m。樹形は樹冠が傘状に広がり、葉は細かい羽状複葉。直径10cmほどの5弁で緋紅色の蝶形な花が、総状花序につく。

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ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名はイカダカズラ(筏葛)である。原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見える。しかし、実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分である(写真では2つしか見えない)。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚ある。
俗に魂の花とも呼ばれている。

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