エストニア of フィンランド

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エストニア
(Eesti Vabariik)

 バルト三国の一つで、ラトビア、ロシアと国境を接し、バルト海とフィンランド湾に面している。かつてソ連の一都市だった時代は遠く去り、現在は多くの観光客が行き交う北欧に開かれた“バルトの窓”となっている。首都のタリンは、中世の空気を今に伝える港町。旧市街は城壁に取り囲まれ、絵になる美しさをもつ。そのタリンをはじめ各地で、夏のシーズンを中心にさまざまなイベントが催されている。エストニアが独立を回復して十数年が過ぎた今、ヨーロッパの表情を取り戻し、中世ハンザ都市のにぎわいを再びよみがえらせている。

首都タリンの町へ

 フィンランドから高速船で1時間半という立地に位置するエストニア共和国.首都タリンは,エストニア最大の都市(人口40万人)で、魅惑的な中世の中核を持つ首都である,世界文化遺産に登録されたタリン歴史地区を背景に、近年は観光産業が発達している.
 人口約134万人で,エストニア人に次いでロシア人が国民の大半を占める.国家語・公用語であるエストニア語は国民の83.4%の母語であり,その他の言語ではフィンランド語、ドイツ語、英語、スウェーデン語が比較的よく通じる.2011年1月1日にユーロへの移行が完了した。1999年のユーロ導入以来17カ国目で、旧ソ連圏からは初めてのユーロ導入国となった。
 タリンの町は、というと資本主義社会への移行、EU加盟などを機にして、タリンの経済は大きく変貌を遂げた。隣国フィンランド企業のタリンへの進出が盛んで、百貨店のストックマンがショッピングモールを開業させた。また、北欧資本のホテルの開業も相次いでいる。情報技術(IT)産業が盛んで、「バルト海のシリコンバレー」とも呼ばれ、実際に、タリンはカリフォルニア州のシリコンバレーの都市ロス・ガトスと姉妹都市になっている。Skypeスカイプが開発されたのもタリンである。

フィンランド湾を隔てて向かい合うヘルシンキとはわずか80キロしか離れておらず、フェリーで3時間程度、高速船なら1時間半程度の距離である。フィンランドよりも物価(特に酒類)が安いため、タリン市内へ多くの買い物客が訪れる。

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ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産
「タリン歴史地区(1997 文化遺産)」
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