飛騨国分寺

 

飛彈の国分寺とは?

飛彈国分寺とは、奈良時代に建てられた真言宗の寺院です。
動乱の時代に何度か戦火に焼かれたため、現在の本堂は室町時代に建立されたものですが、高山市内では最も古い建物だとされています。
境内には、樹齢1200年を超える大イチョウや、三重塔、高山城から移設された鐘楼門、創建時の塔礎石などがあります。また、平安時代の観世音菩薩像や平家の宝刀だと伝わる小烏丸の太刀といった重要文化財を建物内部に安置しています。

国分寺の歴史

飛騨の国分寺は、天平13年(741)から始まった、聖武天皇による諸国に国分寺を建立する政策で建てられた寺院です。飛彈のものはその5年後、天平18年(746)の創建だと伝わっています。
現在のものは室町時代に建立されたものとなっています。

国分寺は明治時代の初期頃まで、飛騨の匠たちが崇拝した木鶴大明神の坐像を祀り、高山の大工組合である匠講の集会場となっていました。また、飛騨の匠の祖とも言われ、大工たちに崇められた藤原宗安の木像も所持していたため、飛騨の匠にとっては欠かせない寺院であったようです。

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  石碑 国分寺鐘楼門 国分寺三重塔

〒506-0007
岐阜県高山市総和町1-83